【一問一答3】森保監督、2試合で「より多くの選手を試したい」

 日本サッカー協会が4日、都内のJFAハウスでキリンチャレンジカップのパナマ戦(12日、デンカビッグスワンスタジアム)とウルグアイ戦(16日、埼玉スタジアム2002)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。森保一監督は3バック、4バックなどのシステムにこだわらない「対応力」を選手に求め、「2試合でより多くの選手を試していきたい」との考えを示した。以下、一問一答の要旨、その(3)。

 -常々、臨機応変という言葉を使っている。今回、9月で試せなかった3バックなど、新たな取り組みをしたりする予定は。

 「形の部分、システムの部分では、システムありきではないですけど4バック、3バックと考えてやっていきたいと思います。ただし、選手たちには臨機応変に、対応力を持ってプレーしてもらえるように。プレーの選択肢を持ってもらえるように。戦えるように。原理原則の部分では変わらないと伝えていきたいと思っています」

 (続けて)「そこはトレーニングを見て、あとは試合の流れを見て、準備していきたいという風に思いますし、試合の中で対応していきたいと思います。選手はケガがなければフィールドプレーヤー20人、キーパー3人と招集させていただいている中で、2試合でより多くの選手を試していきたいということは考えています。ただし、試合の流れもありますし。色んな状況に対応しながら選手の起用は考えていきたいと思います」

 -GK3人は前回と同じ。前回が1試合しかなかったからか、それともアジア杯を見据えてか。GKに求める理想像があれば。

 「前回のキリンチャレンジカップからGKは同じ3人を招集させてもらっているが、3人だけをずっと招集していくかはどうかは決めていません。もちろん3人とも良い選手ですので、ずっと選ばれる可能性もありますが、他にも今回、選んでもおかしくなかった、選びたいと思っているGKもいました」

 「(今回の3人にした)理由は、代表のところでは練習する期間も、時間も少ないですし、試合でどう使うかは断定できないが、練習の中でさらに、われわれがやろうとしている戦術の中で、コンセプトの中でプレーしてもらう時間を少しでも長くとってもらおうということで招集させてもらっている。彼らに求めていることはまずは失点ゼロに防いでもらえるように。安定した守備という部分で、個人で止めるというところ。チームで意思統一して相手のチャンスを少しでも未然に防ぐということ。チャンスの芽を摘むことをやってほしいと思いますし、攻撃の部分では攻撃の第1歩として、攻撃の起点になれるように、攻撃への関わりも求めていきたい」

-今回の2試合を含め、1月のアジア杯への強化へ向けて、G大阪、鳥栖、柏は現在J1で残留争いをしている。もしも、J2降格しても個人のパフォーマンス良ければ呼び続ける考えか。

 「そうですね、そこは何ともお答えするのが難しいところですが、良い選手であれば、日本代表に選ぶべきだと思った選手については招集したいと思っています。まずはそうならない(J2に降格しない)ようにと思っています。どのチームもニュートラルに見ていかなければいけない立場だと思いますけど、全クラブの成功というところは結果としては全部はないところかもしれないですけど、日本代表を支えてくださっているJクラブをはじめとするチームに少しでも良い成果があるように願って、われわれも活動していきたいと思います」

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