鹿島 悲願のACL制覇へ第1戦劇的逆転勝ち OGの内田が後半ロスタイム弾

 試合終了間際、決勝ゴールを決める鹿島・内田(右)
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 「アジアCL・準決勝第1戦、鹿島3-2水原」(3日、カシマサッカースタジアム)

 初の決勝進出を目指す鹿島が後半ロスタイムDF内田篤人の劇的な決勝ゴールでホームでの第1戦を制した。

 劇的な決勝弾は後半ロスタイムに生まれた。FKからのこぼれ球を、DF内田がシュート。相手DFに当たって跳ね返った球を再度シュート。2-2で迎えた土壇場に、勝利を導く1点となった。

 「自分たちでまいた種なので。ズルズルと(今季)前半戦は勝ち点を落としていたので、最後みんなで1点取って勝てたと思います」。ヒーローインタビューで内田の声が弾んだ。

 描いたゲームプランは、わずか100秒で崩れていた。試合開始1分40秒。相手CKからのボールがゴール前の内田の左肩に当たってオウンゴールとなった。さらに前半6分には2点目を献上した。大岩監督が掲げた「失点をせずに勝つ」という目標は早々についえていた。

 「早い時間帯に2失点したので、説教ですね」。失点に絡んだ自らのプレーも含めて、自虐的に話した内田。「運とかチャンスはなかなか転がってこないけど、そのときがきたらチームとしてつかんで離さないことです」。全員でもぎ取った逆転勝利。悲願のACL制覇へ、この勢いで第2戦も奪う。

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