森保U21が初陣決勝 上田がV弾UAE撃破 9・1韓国と決戦!!

 「アジア大会・サッカー男子・準決勝、日本1-0UAE」(29日、チビノン)

 2020年東京五輪世代のU-21で臨む日本はアラブ首長国連邦(UAE)を1-0で退け、9月1日の決勝に進んだ。2大会ぶりの優勝を狙い、2連覇を目指す韓国と対戦する。フル代表と兼任の森保一監督(50)が率いる日本は、後半33分に途中出場のFW上田綺世(20)=法大=が得点し、逃げ切った。韓国はベトナムに3-1で勝った。

 固く閉ざされていたゴールをこじ開けた。後半33分、相手ペナルティーエリア手前でボールを奪ったMF渡辺から、絶妙のパスが途中出場のFW上田へ。前日に20歳の誕生日を迎えたばかりのストライカーはこのチャンスを逃さない。「使ってもらえれば結果を出せるという自負がある」。ゴール右隅へ冷静に打ち込んだ。

 若き森保ジャパンは前半からUAEを攻め立てた。24分にはFW旗手がヘディングで、40分には今大会チーム最多の4得点を挙げているMF岩崎がゴールを脅かした。前半のシュート数はUAEの3本を大きく上回る7本。後半も決定機を何度もつくった。取れそうで取れなかった「1点」を、森保監督が「必ずチャンスをつくってくれる」と送り出した切り札がもぎ取った。

 指揮官は即席チームを一歩一歩成長させた。1次リーグ3試合ではメンバーを大幅に入れ替えて各選手を見極めつつ、決勝トーナメントに入るとFW前田、岩崎らコアメンバーを固めた。ベンチに置いた上田は決勝トーナメント初戦のマレーシア戦でも決勝弾を決めている。采配もはまった。「疲労の蓄積がある中で、集中力を切らさず勝利してくれた」と森保監督。奇策は皆無。若い選手を堅実にまとめ、フル代表との兼任監督が頂点へリーチをかけた。

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