森保ジャパン危な勝った 格下マレーシアにPK1点だけ…反省だらけ8強
「アジア大会・サッカー男子・1回戦、日本1-0マレーシア」(24日、ジャカルタ)
東京五輪世代のU-21で臨む日本はマレーシアに1-0で勝ち、サウジアラビアとの準々決勝に進出した。
サッカー男子の日本は前へ向かう気迫を見せた。だが、格下と思われたマレーシアを崩し切れない。決め手を欠き、延長突入かと思われた後半終了間際にFW上田がPKで決勝点を奪い、辛くも8強入りした。
カウンターを狙うマレーシアの様子を見極めると、前半30分すぎからいい流れの時間帯が訪れた。俊足を飛ばしたFW前田がスルーパスに抜け出してシュートを放った。しかし、再び停滞した後半は相手シュートがポストをたたく危機もあった。
終了間際、途中出場の上田が長いスルーパスに走り込んで倒されて得たPKを、自ら右隅に蹴り込んだ。上田は「自分はFWでシュートを決めるのが仕事。いつか決めるという強い気持ちで臨んだ」と振り返った。
森保監督は「選手がこれまでの反省を生かし、次は絶対に勝つという強い気持ちでハードワークをした。粘り強く戦って勝利をつかんでくれた」とたたえたものの、思わぬ大苦戦。目標の金メダルへ、厳しい戦いが続く。