J1広島 稲垣の決勝ゴールで3試合ぶり勝利

 「明治安田生命J1、C大阪0-1広島」(25日、ヤンマースタジアム長居)

 首位広島がC大阪を下して3試合ぶりに勝利し、勝ち点52とした。前半19分、MF稲垣祥(26)がこぼれ球に反応し、左足ダイレクトで決勝点となる今季3得点目を突き刺した。

 日体大-甲府を経て、17年に広島へ加入。現日本代表監督で当時指揮を執っていた森保一監督の下で開幕スタメンにも抜てきされた。チームの不調とともに出場機会を失ったが、ヨンソン監督就任後に再び定位置を奪い返し、移籍1年目は14試合に出場した。

 今季ここまで23試合に出場し、豊富な運動量で広島の中盤を支える。C大阪戦でも両チームで唯一、総走行距離が11キロを超えた。存在感を増す26歳は「特別うまくなった訳でもないが、試合に出てプレーして結果が出るという、いいサイクルに乗れるといいプレーが出やすくなる」と好調を実感する。

 日本代表入りも期待される気鋭のボランチは「そこは向いてないというか、もっとこのチームで積み上げないといけない」と謙虚に足元を見つめた。

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