G大阪・宮本監督 劇的初勝利に思わずガッツポーズ「立ち向かう姿勢見せてくれた」

 「明治安田生命J1、G大坂2-1FC東京」(10日、パナソニックスタジアム吹田)

 J2降格圏の17位に沈んでいるG大阪は、前半34分に、右CKからのこぼれ球をDFファビオが決めて先制。その後、後半41分に同点とされるも、終了間際にFWアデミウソンが決勝点をたたき込んだ。7月23日に就任した宮本恒靖新監督にとっては、4戦目にして初勝利となった。

 いつもはクールな宮本監督も、思わずジャンプしながら両手を挙げてガッツポーズをした。1-1で迎えた後半ロスタイム。カウンターから最後はFWアデミウソンが左足を振り抜き、歓喜のゴールが生まれた。「みんなの気持ちがゴールにつながったと思う」と助っ人ブラジリアンは笑顔を見せた。

 前節・名古屋戦では2-0から3失点を喫して逆転負け。この日も、一時は同点に追いつかれるなど、再び悪夢のよぎる展開だった。それでも宮本監督が「前回の試合では見られなかった、もう一度立ち向かう姿勢を見せてくれた」と話すように、不屈の闘志を見せた。後半に運動量が落ちる悪癖は、完全には克服されていない。だが、宮本監督がU-23チームを指揮していた時からの“チルドレン”であるMF高江と高が終了間際の決勝弾に絡んだように、チームは少しずつ変わりつつある。

 「みんなが欲しかった勝利のため、ハードワークができた。ただ、まだ1試合しか勝っていない。この勝利を次につなげたい」。チームとしてリーグ9戦ぶりの勝利。長いトンネルを抜けた指揮官の目は、既に先を見据えていた。

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