猶本光がドイツ・フライブルクへ移籍 浦和での6年半で「やっとチャレンジしたいと」

 なでしこリーグの浦和は11日、MF猶本光(24)がドイツ1部フライブルクに完全移籍すると発表した。浦和で出場可能な最後の試合は7月8日のなでしこリーグ杯1部Aグループ9節の日テレ戦となる。

 福岡県出身の猶本は、福岡J・アンクラスを経て、12年から浦和に所属。浦和ではリーグ戦に通算111試合出場して9得点をマークしている。主に守備的MFで出場していた。国際Aマッチは18試合出場無得点。

 クラブを通じ、「6年半の長い期間、お世話になりました」と感謝した猶本。「レッズの環境、クラブの大きさ、ファン・サポーターの数、熱い応援、すべてに圧倒され、こんなクラブでプレーできるのか、とすごくワクワクしたのを覚えています。地元福岡から出て、初めての1人暮らし、初めての移籍、初めての大学生活など、新しい環境に慣れることは大変でした。そんな1年目から今まで、たくさんの方に支えられてきました。日本一熱いファン・サポーターの方々はどんな時も温かく見守ってくれました」と思い出を交えながら胸の内をつづった。

 14年のリーグ優勝を「ユニフォームに星を1つ刻めたこと、すごく嬉しく思います」と振り返り、ドイツ移籍に挑む経緯も明かした。12年に日本開催でヤングなでしこフィーバーを巻き起こしたU-20女子W杯で、ドイツと準決勝で対戦したが0-3と完敗。「世界とのレベル差に衝撃を受けました」と心に刻んだという。「そして6年半経った今、やっとチャレンジしたいと心から思えるまで成長できたので、このタイミングで移籍を決断しました」と告白した。

 「しかし、世界と戦える選手になるためには、まだまだ成長しなくてはならないことに変わりありません。新天地から良いニュースを日本に届けることができるよう、頑張ってきます。そして、更に成長した姿を、みなさんにお見せできる日がくることを楽しみにしています」と飛躍を誓った。

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