香川、新システムで積極アピール「すごく手応えを感じている」

 「キリンチャレンジカップ、日本0-2ガーナ」(30日、日産スタジアム)

 後半から出場したサッカー日本代表MF香川真司(29)=ドルトムント=が、いきなり存在感を見せた。

 3分にはDF酒井高の右からのグラウンダーのクロスをダイレクトでシュート。4分にはDF長友が折り返した球に反応し左足ボレーシュートを放つ。ゴールはならなかったが、積極的な姿勢でアピールした。

 「2次攻撃3次攻撃できていたので、その時間帯で僕自身もチャンスがあって決めきれないといけなかった。課題反面、逆に見いだせるものもたくさんあった」。開始早々の攻撃に手応えと反省点を口にした。

 出場直後は新システムの3-6-1の左シャドーに入った。「すごく手応えを感じていますし、チームのみんなも手応えを感じていると思うし、モノにしていかなければいけない。選手間の距離感や攻撃に出たときの厚みとか、今までにない形が多々あった」と話す。

 その後、2トップのトップ下、4-4-2の左MFへとポジションを移行。そのたびに、システムは機能しなくなり香川の影も薄くなった。「フォーメーションが変わる中で対応していかないといけないところは出てくるし、その意図を僕たちは感じていかないと」と前向きに捉えた。

 W杯代表発表を控えた、最後のアピールの舞台を終えた。「W杯にいくという準備だけをしてきたので、それに変わりはないし、落ちたら落ちたでそのとき」。ハーフタイムスタジアム。モニターに背番号「10」のユニホーム姿が映し出されると、誰よりも大きな歓声が発生した。ファン、サポーターの期待。W杯のピッチでその思いに応えるつもりだ。

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