レアル“構想外”選手の奮闘で3連続欧州CL決勝へ

 「欧州チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝、レアル・マドリード2-2バイエルン・ミュンヘン」(1日、マドリード)

 レアル・マドリードが引き分け、2試合合計で4-3として決勝進出を決め、チャンピオンズリーグ3連覇に一歩前進した。

 13度目の優勝を狙うマドリードは、1点を奪われていたら明暗が分かれていた状況で、あわやPK献上というシーンが2回もあった。うち1回の主役になったDFマルセロが「手に当たらなかったと言えば嘘つきになる」とエリア内のハンドを認めるほどギリギリの戦いに。勝負を決めたのは毎年のように同じポジションに選手補強が取り沙汰される“放出要員”の2人だった。

 まずはベンゼマだ。キックオフから3分でバイエルンに先制を許し嫌な空気が漂っていた11分にヘディングで同点としてチームの士気を立て直した。後半開始直後には相手GKウルライヒがチームメートのバックパスの処理を誤り転倒、タナボタの2点目を挙げた。これでチャンピオンズリーグ準決勝の得点は4でFWメッシ(バルセロナ)に並んだ。

 もう1人。この日一番の功労者でもあるGKケイラー・ナバスだ。2点を失ったもののほぼ常時相手チームの攻撃に晒された後半の奮闘で勝ち越し点を与えず、敵将ハインケスが「マドリードはナバスに感謝すべき」と讃えた。ナバスは試合後「(レアル・マドリードは)新しいゴールキーパーを獲得した。僕は髪を切り別の人間になった」と移籍市場が開くたびに補強GKの名前が挙がる状況を逆手に取るようなコメント 。試合については「相手は偉大なチームで僕らはとても苦しんだが、望んでいた決勝に進むことができて幸せ」と話した。

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