ハリル氏、2月には海外組と懇談、問題点「誰とのコミュニケーションの話か」

 サッカー前日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(65)が27日、都内の日本記者クラブで記者会見を開いた。4月7日にフランス・パリで日本サッカー協会の田嶋幸三会長から解任を通告されたが、その際に問題とされたコミュニケーションの不足について、2月に海外組の選手と懇談したことなどを挙げ「誰とのコミュニケーションの話か」と疑問を呈した。

 解任後、多くの日本代表経験選手から感謝を伝えるメールが届いていると明かした。「不満を漏らしている選手は2人でしょうか。感謝している、ありがとう、残念だという選手は15人ぐらい、送ってきてくれている」と「2人の選手」を想定して、実情と協会側の言い分に相違があることを訴えた。

 「何人かの選手が不満を漏らしているということは聞いております」と、部分的に事情を耳にしているようで、「(その選手は)会長とやりとりをされているようですが、テクニカルスタッフ何人かとコンタクトをとっていたようです」と語った。「西野現監督がその中でどういった役割を果たしたのか私にはわかりませんが、私がまだ代表だった時に、彼が注意した方がいい選手が何人か不満を言いかけているということがあったようなので。何か問題があったのだとしたら、本当だったら、会長が事前にいろんなこういう問題が起こっていると言ってくれれば良かった」と、技術委員長としての西野朗氏、田嶋会長が事前に何の提案や警告もしてくれなかったことを残念がっていた。

 ハリル氏は2月に海外でプレーする長谷部誠、吉田麻也、長友佑都、川島永嗣といったベテラン選手と話し合いを持ったという。「コミュニケーションをしてきましたし。特にコミュニケーションの問題というのは起こっておらず、選手たちはモチベーションが高かった」。その約2カ月後にコミュニケーションの不足を理由に解任され、「誰とのコミュニケーションの話をしているのか。わかりません」と疑念を漏らした。

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