C大阪・MF清武が先発復帰でいきなり2得点 W杯メンバー入りへ「狙っていきたい」

 「明治安田生命J1、C大阪2-1仙台」(25日、キンチョウスタジアム)

 今季初先発のMF清武弘嗣(28)が2得点でC大阪を逆転勝利に導いた。

 1点を追う後半6分、ペナルティーエリア内でFW杉本のパスを受けると「冷静にGKを見れた」と右足で同点弾を突き刺した。続く同15分にはMF山口蛍(27)が放ったミドルシュートのこぼれ球に鋭く反応。「いつも(柿谷)曜一朗が狙っているのが一瞬思い浮かんで、いったらマジで(ボールが)こぼれてきた」と、ストライカー顔負けの嗅覚で逆転ゴールを押し込んだ。

 開幕直前の2月に右腓腹筋を負傷。昨季C大阪に復帰してから5度目の長期離脱だった。4月の川崎戦で実戦復帰以降は途中出場が続き、先発起用に慎重を期していた尹晶煥監督は「序盤は体が重そうな姿が見えたが、時間が経つほど長所が見られるようになった。得点への意欲がゴールにつながった。(先発起用は)たくさん悩んだが、いい選択だった」と胸をなで下ろした。

 中盤の底でチームを支えた山口は「キヨくんとの間には感じ合っているものがある。何も言わなくてもいてくれる。リズムを作りやすいし、ボールを持ったら一番にキヨくんを見る」と信頼感を口にした。清武がピッチに立つ効果についても「一目瞭然で説明する必要もない」と賛辞を惜しまなかった。

 視察に訪れた日本協会の関塚技術委員長は「個人の評価はしない」と前置きしながらも「監督を悩ませるパフォーマンスをしてくれるのは、チームを作る上でいいこと」と満足そうに話した。

 W杯ロシア大会のメンバー入りへ、清武は「監督も代わって、みんなにチャンスがあると思うので狙っていきたい」と意欲的に語った。

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