西野監督フラット選考スタート 就任後J初視察 復帰清武に久保サプライズ選出も?

 サッカー日本代表の西野朗新監督
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 「明治安田生命J1、C大阪1-0FC東京」(14日、ヤンマースタジアム長居)

 サッカー日本代表の西野朗新監督(63)が14日、C大阪-FC東京(ヤンマー)を視察。就任後、最初の直接視察となった。W杯ロシア大会メンバーの最終登録(6月4日)まで、2カ月を切った中で「全体をもう一度見て考えたい。色んな角度から選手を見たい」とフラットな目線での選手選考を進める方針を示唆。4年に1度の大舞台に臨む23人のメンバー入りに向けて、最後のサバイバルが始まった。試合はC大阪が1-0でFC東京に競り勝ち、4連勝で勝ち点15とした。

 白いシャツをノーネクタイで着こなす、いつものダンディースタイルでスタジアムに現れた西野監督が、黒縁メガネでピッチを俯瞰(ふかん)する。終了直前にスタジアムを後にした指揮官は「今まで代表だった選手はもちろん、全体をもう一度見て考えたいなと」と感想を口にした。

 初視察の場に決めたのは、C大阪-FC東京。前体制での代表経験者は両チーム合わせて10人。その中でも、指揮官のお目当ての1人と見られるのは、代表内でも貴重なセットプレーキッカーでもあるMF清武。前節で右ふくらはぎ肉離れから2カ月ぶりに復帰した清武は、後半37分から途中出場。現在のコンディションを「全然良くないですよ」と話すが、終了間際にはチャンスを迎えるなど状態は右肩上がりだ。

 選手選考のベースは、100人弱の名が連なる前体制のリストとなるが、就任会見時には「できればフラットな状況で考えたい」と話すなど、横一線を強調。初視察を終えて「今、選手一人一人のコメントは控えたい」としたが「色んな角度から選手を見たい」。途中出場でキラリと光る才能を見せた16歳FW久保(FC東京)ら新戦力を見いだす可能性もある。

 15日は直接視察は行わないが「全部、映像で(チェックする)」。西野体制の初陣でもあり、W杯前最後の国内の試合となるガーナ戦(5月30日・日産ス)までは残りわずか。FW杉本は「この1カ月が勝負。そこに入れるのは一握りなので、自分がそこに入れるように」と力を込める。生き残るのは、誰だ。

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