天津権健パウロソウザ監督 ACL柏戦へ「勝ち点3取りたい」

 「アジアCL・1次リーグ、柏-天津権健」(20日・三協フロンテア柏スタジアム)

 ACL・柏戦に臨む天津権健が19日、試合会場で最終調整。チームを率いる元ポルトガル代表のパウロソウザ監督は「勝ち点3を取りたい」と勝利を誓った。

 今季からチームを率いる指揮官は、現役時代に欧州CL優勝を達成するなど経験豊富。指導者としてもレスター時代のMF阿部(現浦和)、バーゼル時代にはFW柿谷(現C大阪)を指導した経験を持つなど日本人選手に対しても知識を持つ。

 天津権健ACL初出場ながら、元ブラジル代表FWパト、独1部・ケルンでも活躍したFWモデストを擁するなど豪華な顔ぶれで、初戦の傑志戦では3-0で勝利。だが、指揮官は「日本のサッカーは中国よりも戦術的で、フィジカルも優れていると思っている」と警戒した上で「韓国での敗戦(13日の全北戦で2-3)もアンラッキーな敗戦で素晴らしいゲームだった。攻守両面でも良く戦っていた」と賛辞をおくる。だが、一方で「われわれにも作戦はある。勝ち点3を取りたいと思っている」と語るなど自信ものぞかせた。

 また、会見に出席したベルギー代表MFウィツェルは「日本チームの質は理解している。明日は最善を尽くしたい」と話した。

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