Ｊリーグは１５日、都内でＪ１、Ｊ２、Ｊ３の全５４クラブが参加して、開幕前のキックオフカンファレンスを開いた。Ｇ大阪のレビー・クルピ監督（６４）は今季のチームキャプテンにＭＦ遠藤保仁（３８）を指名。６年連続で主将を務めるプロ２１年目の遠藤は「やるからには一番上を目指したい」と５年ぶりのリーグ優勝を見据えた。

　キャプテンマークは今季も背番号７に託された。クルピ新監督はチームキャプテンを遠藤、ゲームキャプテンをＤＦ三浦に任せる考えを明かし「リーダーシップがあり、２人とも人望を集める選手」と理由を説明。遠藤を欠いた際に主将となる三浦には「後方から（試合の）流れを見られて決断力もあるプレーヤー」と評価した。

　６年連続で主将を務めることになった遠藤は「コミュニケーションを取りつつ、いいチームにしたい」と所信表明。自身はＪ１通算５６８試合出場で、フィールドプレーヤーでは初となる同６００試合出場まで３２試合に迫る。「今季中に達成できればいいこと。１試合１試合の積み重ね」と大記録を前にも自然体。「やるからには一番上を目指したい」と、３冠を達成した１４年以来のリーグ優勝を見据えた。