前浦和の関根が移籍先のドイツから帰国「すべてが新しいことばかり」

 昨夏、J1浦和からドイツ2部・インゴルシュタットへと移籍したMF関根貴大が21日、リーグ中断期間のために羽田空港着の航空機で帰国した。

 試練の欧州初挑戦となった。関根は、加入直後の8月20日のリーグ・レーゲンスブルク戦でドイツデビュー。だが、その後はチームの監督交代などもあり、出場機会を得られず、今季はここまでリーグとドイツ杯の1試合ずつ、計2試合の出場にとどまっている。

 ドイツでの経験は、衝撃の連続だった。「すべてが新しいことばかりだった。サッカーそのものが違うというか、うまさじゃなくて、強さや速さなど。スポーツそのものが違うんじゃないかと、そんな感じで。試合展開の速さ、球際(の強さ)、攻守の切り替え。誰一人としてボールを下げることを意識する選手がいないように感じる」と振り返る。出場機会を得られず、紅白戦では、本職とは違うポジションを任されるなど、苦しい時間は続くが「そういうことをこの段階で感じられたことを、ポジティブに考えたい」と前向きに成長へのステップへと捉えている。

 古巣の浦和は関根の移籍後、リーグ戦は7位に沈んだが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では優勝。「素直に応援している自分と、半面悔しさもあった。刺激になったんですけど、より自分の状況が悔しいと思った」。負けられない思いは強くなった。

 シーズンの後半戦は、来年1月3日のポルトガルキャンプからスタート。現地では、リオ五輪代表MF中島翔哉が所属するポルティモネンセとの練習試合も予定されているという。「今年(の開幕前)はキャンプにいけなかったが、冬はその時間がある。そこで勝負するというか、違いを見せられたら良いと思う」。悔しい気持ちを、飛躍の糧とする。

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