浦和 世界5位 アフリカ王者との打ち合い制した

 「サッカー・クラブW杯、浦和3-2ウィダド・カサブランカ」(12日、アルアイン)

 5位決定戦でアジア王者のJ1浦和はアフリカ代表のウィダド・カサブランカ(モロッコ)を3-2で下した。準決勝ではMF本田圭佑(31)の所属する北中米カリブ海代表のパチューカ(メキシコ)が、延長の末にグレミオ(ブラジル)に0-1で敗れた。本田は2試合連続フル出場した。

 浦和が今季最終戦で本来の攻撃サッカーを取り戻し、アフリカ王者との打ち合いを制した。10年ぶりにアジア王者に輝いた一方で監督交代に揺れてJ1では7位に終わり、MF柏木は「春夏秋冬のように変化に富んだシーズンだった」と総括した。

 前半18分にDFマウリシオが「いつも狙っていた」という約30メートルのロングシュートを突き刺して先制。その3分後にFKから失点したが、同26分にはFW興梠、MF武藤、MFラファエルシルバの連係で左サイドを崩し、柏木が勝ち越し点を決めた。後半にもマウリシオが再びゴール。GK西川も「久しぶりに浦和らしい攻撃ができた」と胸を張った。

 9日の準々決勝ではリーグ戦を3連敗で終えた悪い流れを引きずり、レアル・マドリード(スペイン)への挑戦権を逃した。それでも最後の一戦で、大量得点が続いた今季序盤のような積極性を久々に示した。

 日本勢として初めて出場した国外開催のクラブW杯で、確かな足跡を残した。攻守のバランスが最大のテーマとなる来季に向け、DF槙野は「チームとして攻撃する姿勢はぶれなくていいが、僕ら後ろの選手は攻撃より守備に比重を置く」と声を強めた。

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