川崎・MF中村「この光景を待っていた」15年目の初Vに感涙【一問一答】

 優勝を決め、抱き合って喜ぶ中村=等々力
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 「明治安田生命J1、川崎5-0大宮」(2日、等々力陸上競技場)

 川崎がJ1リーグ戦の初優勝を果たした。前節まで2位だった川崎が最終戦に勝利し、首位だった鹿島が同時間帯に磐田と0-0で引き分けたため、川崎は鹿島と勝ち点72で並び、得失点差で逆転優勝した。MF中村憲剛は優勝が決まった瞬間、ピッチに突っ伏すと、顔を上げることができなかった。

 中村の一問一答は以下の通り。

 -初めての優勝。

 「この光景を待っていた。(ベンチにいた)みんながピッチに飛び出してきた瞬間、涙を止めることができなかった」

 -2003年に川崎に入ってから15年。長かったか。

 「長かったです。長すぎて、長すぎて…、このままタイトル取れないまま、辞めるんじゃないかと思って…。でも、サポーターがずっと後押ししてくれて、今日もこれだけ入ってくれて。本当にみんなでつかんだ優勝だと思います」

 -苦しい時期もあったが。

 「鬼さん(鬼木監督)を先頭にしてキャンプのときから、タイトル取るという目標でみんなで総力戦で戦ってきました。苦しい時もありましたけど、下を向かずに。ACL負けても、ルヴァン杯負けても、あきらめず最後まで走り続けた結果、きょうタイトルが取れたんだと思います」

 -サポーターに一言。

 「みんながフロンターレに優勝を、という思いでチームを強くしてくれたと思います。僕が入ったときには3000、4000人が当たり前だったスタジアムが、毎試合これだけ満員になるなんて夢にも思わなかったですし…。その中で、みんな笑顔で優勝を分かち合えると思ってなかったんで、本当にみなさんの応援だと思っています」

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