浦和たたえるディアス監督「MFのプレッシャー強かった」J初代得点王
「ACL・決勝第2戦、浦和1-0アルヒラル」(25日、埼玉スタジアム)
浦和に敗れ準優勝となったアルヒラル(サウジアラビア)のラモン・ディアス監督が試合後の会見で、浦和に対して「とにかく浦和のディフェンスは素晴らしかった」と賛辞を贈った。
この日、浦和の中盤は長沢が前線から自陣まで奔走。柏木、青木も守備が中心になるなか無失点で90分を切り抜けた。ディアス監督は「カウンターに頼っていたようだったが、特にMFのプレッシャーが強かった」とこの中盤をたたえた。
アルヒラルはエースFWハルビンが負傷で後半17分に途中交代を余儀なくされるなど不運もあったが「今日の前半でも2、3回チャンスはあった。決められなかったのはストライカー(ハルビン)のけががあって、チーム全体が落ちていたかもしれない」と影響があったことは認めつつ、「チームはとてもよく戦ったと思うし満足しています」と選手をたたえた。
ただ、「とにかくすべてを分析します。本当にすべての戦略、プレーを分析し、どうチームを構築するか。自分たちはどう戦っていくかを構築します」と、目に闘志を宿していた。
ディアス監督は元アルゼンチン代表FWで、Jリーグが開幕した93年から95年まで横浜マリノスに所属。93年に28得点でJリーグ初代得点王に輝いた名ストライカー。会見の冒頭では「まず、浦和レッズにおめでとうと言いたいです。今日我々の選手もとてもよく戦いましたので私は満足しています。とても誇りに思います」と浦和に対してコメントした。