サッカーの国際親善試合ブラジル戦（１０日、フランス・リール）とベルギー戦（１４日、ベルギー・ブリュージュ）に臨む日本代表ＦＷ杉本健勇（２４）＝Ｃ大阪＝らＣ大阪、Ｇ大阪、川崎の国内組７人が５日、代表合宿合流のため、羽田空港発の航空機で離日した。

　クラブ初タイトルとなるルヴァン杯優勝から一夜明けた杉本は少し眠そうな目をしながらも「ニュースとか見ていたら実感が湧いてきた」と笑顔を見せた。前日には約２６０件の祝福メールが届いたといい「代表で（初めて試合に）出た時より多かった」と目を丸くした。「まだ全部（返信を）返せてない」と申し訳なさそうにつぶやいたが、「みんな見てくれてたんやな」と感慨に浸る表情は充実感に包まれていた。

　代表戦に向けて「ここからは切り替えて」と気持ちを引き締めた。代表選出翌日の１日には「いいプレーをして、代表に値するプレーを見せないと次はないと思っている」と覚悟を示していた。代表初得点を挙げた１０月１０日のハイチ戦（日産）に続く代表戦２戦連発を狙う。