サッカーのＵ－１７Ｗ杯インド大会で１次リーグＥ組２位の日本は１４日午後５時（日本時間同８時３０分）からコルカタで行われる最終戦で、同組最下位のニューカレドニアと対戦する。勝てば自力で、前回出場した２大会前に続くベスト１６入りが決まる。１３日は試合会場近くで最終調整。ホンジュラスとの初戦で６－１と快勝したが、フランス戦を１－２で落とした。

　上位進出へ背番号７にかかる期待は大きい。ことしのＵ－２０Ｗ杯にも出場したエース久保（ＦＣ東京ユース）は、地元メディアからも「日本のメッシ」として大きな注目を浴びている。

　ここまで２戦とも２トップの一角として先発。ホンジュラスとの初戦では得意の左足でゴールを決め「正直、肩の荷が下りた」と安堵（あんど）した。フランス戦でも果敢にドリブルを仕掛けて起点となった。

　バルセロナ（スペイン）の下部組織に所属していた経歴も含めて注目度は高く、アルゼンチン代表ＦＷメッシと比較されることには「光栄」と答えた。試合でも厳しいマークを受けるが、相手を背負っても高い技術で前を向き、好機をつくり出している。過去最高の８強の壁を突破していくために、エースの活躍は欠かせない。