讃岐、上昇ムード 敵地へ乗り込む“瀬戸大橋ダービー”

 「明治安田生命J2、岡山-讃岐」(23日、シティライトスタジアム)

 J2第34節の「瀬戸大橋ダービー」ファジアーノ岡山-カマタマーレ讃岐は23日、岡山市のシティライトスタジアムで行われる(午後2時キックオフ)。これまでの対戦成績は岡山の3勝2分け2敗。岡山は現在暫定10位で、2年連続のJ1昇格プレーオフ進出も視界に入る位置。讃岐も上昇ムードだ。瀬戸内海を挟んで向かい合う両クラブが、意地をかけて激突する。

 讃岐は瀬戸大橋ダービー4試合ぶりの勝利を狙う。

 開幕から苦戦が続いていたチーム状況は8月に一変。第26節・水戸戦からクラブ記録の5連勝を含む7試合連続負けなしを記録した。前節の首位・湘南戦こそ0-1で敗れたものの、J3降格も危惧された苦境からは脱出したと言っていい。

 好転のきっかけとなったのが、7月に新加入したDFアレックスの存在だ。かつて徳島などで活躍した経験豊富なブラジル人選手は、左サイドバックの位置で躍動。キレのあるドリブルや正確なクロス、冷静な守備など、攻守両面でチームにリズムを生み出した。

 さらに故障で長期離脱していたDFアランが8月初旬に復帰し、センターバックとして奮闘。スピードを生かした守備でDFラインに安定感をもたらした。この勢いに乗る2人のブラジル人選手を軸に、宿敵・岡山と対峙(たいじ)する。

 2日の福岡戦でFW木島徹也が右足を負傷。全治4週間の診断が下された。今季5得点をマークしていたストライカーの離脱は痛いが、ライバルとの戦いに負けるわけにはいかない。チーム一丸の姿勢で敵地に乗り込む。

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