那須川天心、記者会見運営に異例の苦言「意味ない」9・27井上拓真と再戦決定も…歌舞伎町での公開会見で不完全燃焼「ガチでやってくれ」
ボクシングの「Prime Video Boxing16」(9月27日、トヨタアリーナ東京)の開催発表会見が23日、東京都新宿区歌舞伎町で行われ、WBC世界バンタム級タイトルマッチで王者・井上拓真(30)=大橋=が同級1位の那須川天心(27)=帝拳=の挑戦を受けることが決まった。両者は昨年11月の同王座決定戦で激突し、拓真が判定勝ちしているが、10カ月ぶりの再戦となる。一般公開で行われた会見には応募した一般ファン120人が来場し、通りすがりの聴衆の注目も集めたが、大きな盛り上がりがないまま不完全燃焼に終わった天心は「意味がない」と、運営に対して異例の苦言を呈する場面もあった。
気温30度を超える猛暑の中、歌舞伎町のシネシティ広場で午後5時から公開会見がスタート。大型ビジョンのVTRで天心VS拓真の再戦が発表された後、元世界王者の渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則のトークセッションが挟まれ、約30分後にようやく天心、拓真がそれぞれリムジンから降り、ブルーカーペットを練り歩いて壇上に登壇した。
王者はリラックスした様子でサインなどファンサービスに応じながら登壇し、「第1戦のように隙なく自分のボクシングをして、また倒すだけ。しっかり返り討ちにする」と宣言。一方、天心は「(全体的に)あんま緊張感ないっすね。なめんじゃねえよっていうか、顔じゃない」と全方面にイラ立った様子を見せつつ、「ちゃんと僕が勝ち取った挑戦権なので、前回とは違った姿を必ず見せる。1年でどれだけ(王者との)差が縮まったかとみんなは思っているが、誰だと思っているんだと。俺は那須川天心だと。(それだけの練習を)やってきたし、あと2カ月ちょいあるが、みんなが思う1年間と自分の1年間は違う」とリベンジを誓った。
ただ、会見は司会者の代表質問のみで、大きな盛り上がりもないまま、わずか10分で終了し、集まった報道陣との質疑応答は一般非公開の囲み取材の場に移行。天心にとっては悲願のリベンジマッチを盛り上げる絶好の機会だっただけに「外で(公開で)やった意味あります?見てくれている(一般の)人がいるわけですから。みんなの前で(再戦を)発表したかったし、なんかグダグダじゃないですか」と運営への不満を爆発させた。
さらにマイクを持って「イベントじゃねえし、俺ら本気で(真剣勝負を)やるし、ガチなんだから、(運営も)ガチでやってくれと思います」と怒りをにじませつつ、「拓真選手にリベンジする形になるが、自分自身にしっかりリベンジしなきゃいけない。絶対に勝ちます。絶対KOします」と、自分に言い聞かせるように決意を込めた。ただ、会見が終了してマイクが外れた後も悔しそうな顔で「なめんじゃねえよ…」と小さな声でつぶやいた。
戦績は井上拓真が22勝(5KO)2敗、那須川天心が8勝(3KO)1敗。
