J1鹿島、逆転で首位堅持 前半0-2後のハーフタイムに小笠原らが“雷”

 「明治安田生命J1、新潟2-4鹿島」(16日、デンカビッグスワンスタジアム)

 鹿島が前半と後半で別のチームになった。最下位新潟とのアウェー戦は前半に崩されて2失点。0-2で折り返した。猛攻をかけた後半にMFレアンドロのハットトリックなどで4点を奪って、首位の座を固めた。

 大岩監督は「後半に限って言えば、自分たちのペースで試合を進められた。前半は新潟さんのアグレッシブなサッカーに翻弄(ほんろう)された」と振り返る。チームを変えたスイッチは、“雷”だった。「ここ(会見場)では言えないような言葉がけをしました」と厳しい言葉を投げかけたことを明かした。

 ハーフタイム。ベンチ外だったMF小笠原からは「勝ちたい気持ちが新潟の方が出ている。そこから負けている」。ゲームキャプテンを務めたDF昌子らは「後半はワンサイドだ」とゲキを飛ばして臨んだ。

 試合後、昌子は「最初からやろうや」と声をかけたという。「チームとして甘さが出た。次の浦和(天皇杯)やガンバなら逆転できない」と気を引き締めていた。

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