ドイツ移籍のJ1浦和の関根が15試合ぶりの完封勝利に貢献 「やりきれた」

 「明治安田生命J1、甲府0-1浦和」(9日、山梨中銀スタジアム)

 ドイツ2部インゴルシュタットに移籍する浦和MF関根貴大(22)が、浦和での最後の試合に出場。チーム15試合ぶりの完封勝利に貢献した。

 攻守にサイドを走り回った。前半はドリブルで仕掛け、リードした後半は体を張ってボールをキープした。後半15分には警告も受けた。後半38分にMF駒井と交代して、最後のピッチを後にした。

 この日はアウェーにもかかわらず3500人の浦和サポーターが集結。試合後は1人でゴール裏に向かい、メガホンを持ってあいさつした。

 「みなさん、きょうも熱い応援ありがとうございます。このたび、ドイツ2部のインゴルシュタットに移籍することになりました」

 「僕はこのクラブで10年間、とてつもなく大きなものを教わってきました。日本一のサポーターの前で、埼スタのピッチで走って戦って、本当に自分にとって大きな財産になりました」

 「本当に最後までチームメートの足を引っ張って迷惑をかけました。このチームを勝たせる男にはなれませんでしたが、落ち着いて浦和のプライドをもって戦って、また、このクラブでやれれば、成長した姿を見せられたらいいと思います」

 「本当にありがとうございました。頑張ってきます。行ってきます」

 時折涙を流しながら声を張り上げた関根を、サポーターは大声援で送り出した。

 この日の試合を「正直、空回りすることが多かった。結果を残せればよかったけど、チームのためにやりきれたと思う」と振り返った。そして、「このクラブに育ててもらった。ここまで成長できたのも日本一のサポーターの前でプレーできたから。甲府の関係者の方もアウェーでもこういう場を設けていただいてうれしかったし、サポーターの方にも感謝したい」と思いを告げた。

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