神戸ポドルスキ初陣で鮮烈2発!「これが最初の一歩」 フル出場で勝利に貢献

 後半、J1加入後初となる先制ゴールを決め駆けだす神戸・ポドルスキ(手前)
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 「明治安田生命J1、神戸3-1大宮」(29日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が先発しJリーグ初出場を果たした。後半4分に初得点を、後半17分に2得点目を記録し、フル出場でチームの勝利に貢献した。

 後半4分、エリア内で味方がパス交換をしていたが、こぼれてきたボールをエリア手前で拾った。半身からターンしつつ、ためらうことなく左足を振り抜くと、低く鋭い軌道でワンバウンドでゴール右隅に突き刺さった。

 代名詞とも言える左足の強烈なキックで先制ゴールを生みだすと、両手の人さし指を天に向け、感情を爆発させた。駆け寄ったイレブンやサポーターとともに喜びを分かち合った。

 さらに、大宮のマルセロ・トスカーノに同点とされた後の後半17分。右サイドの大森が上げたクロスにゴール前に飛び込むと、マーク2人をものともせずにヘディング。シュートも見事にコントロールし、ゴール左下へと流し込んだ。後半33分にはMF田中のミドルで突き放した。

 ヒーローインタビューでは笑顔がはじけた。「最初の試合で2点も取って3-1で勝ったのは言葉にできないぐらいうれしいです。フィットは完全にしていないんですけど、これから上がっていくということで、これからが楽しみです」とまだまだ伸びしろがあることも強調。「これが最初の一歩なので、まだまだこれからどんどん前へ進んでいきたいと思います。次のホームゲームでいい雰囲気で戦えたらなと思います」とサポーターに呼びかけ、大歓声を浴びた。

 前半は大宮が早い戻りと守備に人数をかける戦術をとり、思うようにプレーできずにいた。だが、後半に入りスペースができると、攻撃にも効果的に絡むようになった。後半37分には、大宮のバックパスを懸命に追いかけ貪欲に3点目を狙っていった。

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