三木谷会長 ポドルスキ神戸加入で「スーパースターがJに来る流れになれば」
J1神戸に完全移籍で加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が6日早朝、関西空港着の航空機で来日した。そのままチャーター機で神戸空港に移動し、正午から神戸ポートピアホテルで入団会見に臨んだ。
W杯優勝経験も持つ世界的ストライカーは、白色のシャツに黒のジャケットで登壇。まずは日本語で「コンニチハ。ポドルスキです。よろしく」とあいさつ。「今までトレーニングしてきたことをすべて出して、今までの経験もチームメイトに伝えたい。そしてなるべく多くのゴールを決めたい」と新天地での活躍を約束した。
会見には、三木谷浩史会長(52)も同席。世界標準のアジアを代表するクラブを目指す三木谷会長は「世界を代表するポドルスキ選手を迎え入れることができて、大変うれしく思っています。ドイツ代表130試合49ゴール。間違いなく世界トップのストライカーのひとり。世界レベルのクラブで実績を残してきたスーパースター。Jリーグに新しい風を吹き込んでくれると信じています」と大きなインパクトを残すことを確信。
ドイツ代表の背番号「10」が神戸の「10」を背負う。「ヴィッセル神戸だけでなく、Jリーグにとっても新しい出発。個人的には日本人選手が海外に流出していくのではなく、世界のスーパースターがJリーグに来る流れになればいいなと思っています」。ポドルスキの加入がリーグの活性化につながることも期待した。
トルコ1部のガラタサライに所属していたポドルスキの神戸移籍が発表されたのは3月2日。契約は2年半で、年俸500万ユーロ(約6億円)は、2014年にC大阪入りした元ウルグアイ代表FWフォルランと並びJリーグ史上最高となる(金額は推定)。