G大阪・遠藤は途中出場で存在感 同点弾の倉田「やりやすくなった」

 「明治安田生命J1、G大阪1-1清水」(5日、市立吹田サッカースタジアム)

 G大阪は後半12分に日本代表MF倉田秋(28)のゴールで追い付き、清水と1-1で引き分けた。勝てば3度目の優勝を決めた14年12月6日の最終節以来の首位だったが、手痛いドローに終わった。

 長谷川健太監督(51)は「状態のいい選手を使った」とMF遠藤保仁(37)をリーグ戦3試合連続でベンチに置いた。だが、後半4分に先制を許すと「展開的に遠藤が必要になった」と、同11分に背番号7を2試合ぶりに投入。1分後には、ボランチからトップ下にポジションを上げていた倉田の同点ゴールが生まれた。

 倉田の得点に遠藤は関与していないが、「ヤット(遠藤)さんが入ったことで軸ができた。自分の得意な(相手の)間で(ボールを)受ける回数が増えた。そこにいいボールを入れてくれたので、かなりやりやすくなった」と倉田が振り返ったように、持ち味を取り戻した背番号10は両チーム最多6本のシュートの内4本を後半に集めた。指揮官も「難しい展開の中でゲームが落ち着いた。井手口、倉田といいテンポを作ってくれて、展開的に狙い通りだった」と遠藤を称えた。

 逆転には至らず「勝ち点2を失った」と遠藤と倉田は声をそろえ、長谷川監督も「勝ち点3を取れれば言うことなかった」と悔しさをにじませた。それでも37歳の司令塔は確かな存在感を残した。

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