15歳久保 史上最年少U20W杯 ヒデも森本も香川も超えた“ぶっ飛び級”

 日本サッカー協会は2日、韓国で開催されるU-20W杯(20日開幕)に臨むU-20日本代表を発表し、15歳のFW久保建英(たけふさ)=FC東京U-18=ら21人が選ばれた。日本は前身大会のワールドユース選手権を含めて過去8度出場しているが、15歳の選手が選出されたのは初めて。バルセロナ(スペイン)の下部組織出身で、2階級の飛び級でメンバー入りした逸材は「出るからには一番の目標は優勝」と高い目標を掲げた。

 待ち受ける夢舞台に胸の高鳴りが抑えられない。「正直、素直にうれしい。うれしいの一言」。4月に高校生になったばかりの久保は、あどけなさの残る顔をほころばせた。

 世界との真剣勝負を欲していた。10歳で世界トップクラスの才能が集まるバルセロナの下部組織の入団テストに合格。15年3月、バルセロナの18歳未満の外国人選手獲得・登録違反により、公式戦出場停止処分が続き、無念の帰国。当時13歳だった久保は、そこから所属クラブや世代別代表で飛び級メンバー入りを重ねてきた。

 ただ、どんな環境でもバルセロナでの“日常”を取り戻すことは容易ではなかった。「(昨年12月の)アルゼンチン遠征で呼ばれてから、ずっと5月の本大会に呼ばれたい気持ちはあった。選ばれた以上、年齢が下だからミスしてもしょうがない、ということはない」と決意を込めた。

 昨年11月、J3に出場し「中学生Jリーガー」として注目され、今季は史上最年少ゴールも決めた。目標は高く、チームについては「出るからには一番の目標は優勝だと思っている」と設定。個人については「最低限、みんなが見ていて楽しいな、と思えるプレーでチームの勝利に貢献したい。誰が見てもあっ、すごいなと思えるようなプレーを何度か出せたら」と語った。

 周囲の期待も大きいが「日本を代表できるような選手になるだけでなく、世界でもトップレベルの選手になりたい」と言い切る。課題とされるフィジカル面では、母親から食生活面のサポートも受け「昨年から身長は7センチは伸びた」と成長の手応えを口にする。

 05年大会では、飛び級で参加したFWメッシ(アルゼンチン)が優勝・得点王・MVPに輝き、A代表に選ばれるきっかけとなった。世界での現在地を把握し、成長へとつなげる。20年東京五輪世代期待の15歳が、まずは韓国で旋風を巻き起こす。

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