磐田・俊輔 全3得点に絡み静岡ダービー勝利 次は古巣・横浜Mと激突

 「明治安田生命J1、磐田3-1清水」(1日、エコパスタジアム)

 磐田の看板司令塔が2011年9月以来、6季ぶりの静岡ダービーマッチの勝利を呼び込んだ。3得点すべてに絡んだMF中村俊輔(38)は「ほっとしている。サポーターと勝利を分かち合うことができた」と胸をなで下ろした。

 4万人を超える大観衆もうなった。精度の高い左足のキックが試合を決めた。前半6分の右サイドでの直接FK。良くコントロールされた左足のキックは、DF森下の頭をとらえた。さらに前半37分の左サイドでの直接FK。今度は、DF大井に合わせ、こぼれ球をMFムサエフが左足で決めた。これだけでは終わらない。後半3分には、攻撃の起点となり、MF川辺の今季初得点をお膳立てした。

 チームに危機感が充満していた。前節の神戸戦で、全体が下がり過ぎて完封負け。清水戦に備えた調整では、前からボールを奪いに行く意識を徹底させた。そして、磐田の名波監督が動いた。トップ下に練習で好調を持続していたMF松浦を先発起用、中村俊を右サイドに配置。清水に的を絞った守備をさせなかった。

 磐田はこれで5節を終えて勝ち点7と息を吹き返した。次は8日に日産スタジアムで中村俊の古巣、横浜Mとの対戦。「平常心で戦いたい」と冷静に語った。

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