サッカースペイン１部リーグ、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長（６９）宛に１０日不審な封筒が届き、奇妙な白い粉末が出て来たことから警察の特殊部隊が出動するなどクラブオフィスやスタジアムが一時不穏な雰囲気に包まれた。

　封筒がクラブに届いたのは現地時間１０日１３時（日本時間同日２１時）。イタリアから送られたものだった。不審な点が多いためクラブが警察に通報、化学捜査班による調査や各所の消毒作業が行われた。

　もっとも、安全確保のためクラブ職員らは避難しなければならず通常業務に支障をきたした部分はあるが、直接の被害はなく現在のところ大きな問題はないという。詳しい調査結果は３日後に判明することになっている。