50歳カズ開幕勝利!無得点も貢献 シュート1本、ミートせず苦笑い
「明治安田生命J2、横浜FC1-0松本」(26日、ニッパツ三ツ沢球技場)
この日に50歳を迎えた横浜FCのFW三浦知良が先発出場し、勝利に貢献した。05年以来12年ぶりの開幕ゴールはならなかったが、後半にはシュート1本を記録。交代時には満員の観衆から拍手でたたえられた。
妻のりさ子や2人の息子、両親が見守る中、FWイバと2トップを組んで開幕戦のピッチに立った。自身が持つ最年長出場記録を50歳0カ月0日に更新し、Jリーグ史上初の50代での出場を達成した。
前半16分、野村がエリア付近から右足で流し込み横浜FCが先制。この一連のプレーにはカズは直接は絡まなかったが、ゴール前に走り込みマークを引きつけた。
カズのファーストタッチは前半6分ごろ、自陣の守備で頭でボールに触ったプレーだった。8分には、ゴール前で混戦になったがカズの前にボールはこぼれず。35分には味方が右サイドでボールをカットし、MF中里がクロスを上げたが、ゴール前に走り込んだカズには合わなかった。
ファーストシュートは後半12分、ペナルティーエリア付近でのMF佐藤とのパス交換から右足でミドルを狙った。しかし、シュートはミートせず。ふわっと浮いた球は相手GKにキャッチされた。イメージしたプレーではなかったからか、苦笑いをしていた。
カズは後半20分にFW津田と交代でベンチに退いた。スタンドからは拍手でたたえられた。