FC東京・FW大久保嘉、チームの得点力アップへ自信 対外試合初の不発も
「練習試合、FC東京0-0広島」(12日、シーガイアイベントスクエア)
宮崎・都城キャンプ最終日となったJ1FC東京は、J1広島と対戦し、スコアレスドローだった。FW大久保嘉人(34)は今季対外試合で初の無得点に終わったが、25日のJ1鹿島との今季リーグ開幕戦に向け、長年のチーム課題である攻撃力アップに取り組む決意を示した。
移籍後の全対外試合で得点を続け、ここまで4戦6発と好調を維持してきた大久保嘉だったが、この日放ったシュートは前半41分に放ったミドル1本のみ。チャンスらしいチャンスも回ってこず、後半35分にピッチから退いた。
試合後、大久保は「攻撃の時に焦ってミスが増えている。2、3人しか攻撃に参加していない。カウンターならありだと思うけど、全部が全部そうなるともったいない。余裕を持ってプレーしないと」と、チームの問題点を忌憚(きたん)なく口にした。
ただし、本人もそれは織り込み済みだ。今キャンプ中に手をつけられたのは、ゴール前の崩しの前段階まで。最後の詰めは、J1開幕までの残り2週間で取り組む予定になっている。「攻撃は東京に帰ってからやるって聞いている。どう攻めていくのか。最後の詰めのところ。楽しみやね」と自信を見せた。
「東京を変えてみせる」と意気込む“ドクター”大久保が、FC東京に長年の“病巣”である得点力不足にいよいよメスを入れる。