広島・寿人が涙の別れ 新天地・名古屋での活躍誓う

 「サッカー・天皇杯・準々決勝、鹿島1-0広島」(24日、カシマサッカースタジアム)

 準々決勝4試合が行われ、J1覇者の鹿島のほか川崎、横浜M、大宮が勝ち進んだ。広島のFW佐藤寿人は広島での12年間に及んだキャリアに別れを告げた。

 「泣くつもりはなかったんですけど、こらえきれなくて…」。試合後、観客席のサポーターにあいさつした際に応援歌の大合唱が起こると、涙がほおをつたった。

 来季から名古屋のユニホームを着ることになるが、「クラブが変わっても自分の役割が果たせるよう、また一からやっていきたい」。後輩たちに向けては「コウジ(森崎浩)も引退する。一つの転換期。新しい広島をつくっていくため、責任と覚悟を持ってやってほしい」とエールを送った。

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