Ｊ２に降格する来季も続投する意向を示したＪ１アビスパ福岡の井原正巳監督（４９）が１８日、堅守の再構築を来季のテーマに挙げた。今季リーグワーストの６６失点だった守備について「Ｊ２で通用してもＪ１では通用しなかった。もう一度修正しないと」と語った。

　前日１７日に続投の意向を明かした井原監督はこの日、福岡市の雁の巣球技場で韓国Ｋリーグの済州との練習試合に臨んだ。現時点ではクラブと正式契約を結んでいないため、選手に直接意思を伝えることはなかったが、Ｕ－１９（１９歳以下）日本代表の冨安は「監督からもっといろんなことを吸収したい」と歓迎した。

　練習試合では前半に冨安を初めて３バックの中央で起用し、済州に１－０で零封勝ちした。井原監督は「（冨安は）力強さと自信がついてきた。伸びしろもある」と高く評価。来季は守備の要となるＣＢでの起用を増やすことも示唆した。