Cロナ 欧州制覇達成でうれし泣き 「04年からずっと探していた瞬間」

 「欧州選手権・決勝、ポルトガル1-0フランス」(10日、サンドニ)

 スペイン1部リーグ、レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウドが、代表として自身初タイトルとなる欧州選手権優勝に「忘れられないものになった。僕の人生で最も幸せな瞬間の一つ」と話した。11日のスペイン紙アスが報じた。

 「2004年からずっと探していた瞬間だった」とロナウド。自国開催の12年前は決勝で涙を飲んでいただけに「今夜は、いっぱい泣いた。ポルトガル人はこれ(優勝)にふさわしい」とこれまでとは違う感慨にふけった様子だった。

 自身は相手選手との衝突により左ひざを負傷し、前半25分で途中交代。以降は足をひきずりながら、まるで代表監督のようにチームメイトを鼓舞し続けた。「クラブレベルであらゆるものを勝ち取った。僕に欠けていたのは代表でのタイトルだった。何年もの犠牲があり、大会前には誰も僕らに期待していなかった」と胸を張った。

 なお、同紙によると負傷は左ひざ内側じん帯のねん挫で、今後精密検査が行われる予定。レアルとセビリアで争われる欧州スーパーカップ(8月9日)に出場できない可能性もあるという。

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