川崎・大久保4年連続2桁弾

 「J1、横浜M0-2川崎」(11日、日産スタジアム)

 川崎は横浜Mを2-0で下して首位をキープ。後半34分にFW大久保嘉人(34)が、4年連続2ケタ得点となるPK弾を決めた。川崎は早ければ18日の第16節に初めてのステージ優勝が決まる。

 落ち着き払っていた。力みのない助走をしながら、川崎・大久保は相手GKの動きを注視していた。後半34分のPK。「先に動いた瞬間、よっしゃって思った」。きっちりと逆を突き、ゴール右上に蹴り込んだ。

 1-0で折り返した後半は横浜Mに押し込まれる場面もあっただけに、MF中村憲は「外しても1-0で勝っていたけど、あれを決めるのがさすがエース」と絶賛。勝負を決める2点目は、大久保自身にとって4年連続となる2ケタ弾。34歳の誕生日を9日に迎え、チームメートが誕生会を開いてくれた。「盛り上がって、あれで一つになったね」。年を重ねた最初の試合で、自身の歴代最多記録を更新するJ1通算166ゴール目を決めた。

 第1ステージは、残り2試合。暫定首位ながら、栄冠が見えつつある。大久保自身にとっても、リオ五輪代表のオーバーエージ(OA)枠の最終候補リストに名を連ねるなど、チームとしても個人としても注目が集まる。だが、試合後の取材エリアでは「先の話はいいよ。今日の試合の話をしよう」。今は目の前の戦いに集中している。その積み重ねの先に、タイトルが見えてくる。

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