神戸、新兵器ロングスローがV弾呼んだ

 「J1、神戸4-1盤田」(4日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸は磐田に先制を許したが逆転し、4-1と大勝した。今季、鳥栖から加入したMF藤田直之(28)の約25メートルロングスローから決勝点が生まれた。2位の川崎は仙台と1-1で引き分け、勝ち点は首位浦和と1差の21。前節に初勝利を挙げた湘南は鳥栖を破り2連勝。G大阪-浦和、FC東京-広島はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のため6月15日に開催される。

 ロングスローが神戸の導火線に火をつけた。サイドラインからゴール前まで約25メートル。藤田が直接スローインを投げ込むと、U-23日本代表DF岩波拓也(21)が頭でそらし、詰めていたFWレアンドロが右足で流し込んだ。後半3分、一瞬で勝ち越しの決勝弾を奪うと、その後2点を追加し4得点で大勝した。

 旗振り役は岩波だ。相手はGKを除くと最長身が183センチ。186センチの岩波には、高さで「絶対勝てる」という自信があった。サイドラインにボールが出ると、藤田に「やりたい」と直談判。自ら競り勝ってゴールをアシストし、流れは一気に傾いた。

 ネルシーニョ監督は「精度を上げるトレーニングをしている」とロングスローを歓迎。故障や出場停止で主力が出場できない状況の中、3点目もアシストした藤田は「流れも変わったし、大きかった。チーム力が出せた」と自信をのぞかせた。“新兵器”を使っての約1カ月ぶりの勝利は、チームに大きな自信を植え付けた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス