FC東京DF森重2発のち一発退場

 「J1、FC東京3-2名古屋」(2日、味の素スタジアム)

 FC東京は日本代表DF森重真人(28)のプロ入り初となる1試合2得点で名古屋に競り勝ち、勝ち点9で6位に浮上した。森重は後半41分に危険なタックルで一発退場となった。

 絶頂とどん底を同時に味わった。日本代表DF森重がプロ入り初となる1試合2得点を挙げ、一発退場も食らった。1点を追う前半43分、CKから名古屋DF竹内に倒されて得たPK。「開き直って思い切り蹴った」と、真ん中に今季初得点を蹴り込み同点とした。

 2-2の同点とされた後半36分には、DF小川の左CKを打点の高いヘディングで合わせ、決勝点を叩き込んだ。06年のプロデビューからJ通算27得点を積み上げてきたが1試合2発は初。「チームの勝利につながったことがうれしい」と振り返ったが、5分後に落とし穴が待っていた。

 後半41分に名古屋MF田口への危険なスライディングタックルで一発退場。「レッドカードか疑問に思う部分もあるが、相手を傷付けようとは思っていなかった」と反省した。FC東京は主将を失いながらも10人で逃げ切った。

 代表戦も含めると2カ月間で11試合の過密日程をこなしてきた森重だが、次戦の柏戦(10日)は出場停止。6日のACL・江蘇戦(南京)に全力を傾ける。

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