日本五輪王手!延長苦闘も豊川が千金弾

 「サッカー・U-23アジア選手権・準々決勝、日本3-0イラン」(22日、ドーハ)

 6大会連続10度目の五輪出場を狙う日本はイランと対戦し、延長前半にMF豊川雄太(21)=岡山=が頭で合わせて先制し、同後半にはMF中島翔哉(21)=FC東京=が2得点して、3-0で勝った。日本は1次リーグ第3戦のサウジアラビア戦から先発8人を入れ替えて臨んだ。26日の準決勝では、24日に行われるUAE-イラクの勝者と対戦。五輪出場権は上位3チームに与えられる。

 “三度目の正直”で8強の壁を破り、ついに6大会連続の五輪へ王手をかけた。試合開始から96分、均衡を破ったのはMF豊川だった。延長前半6分、DF室屋の右クロスに途中出場の背番号14が頭で合わせた。この日の日替わりヒーローはベンチに走り、歓喜の輪に飛び込んだ。

 「ベンチへと走ったのは絶対決めてやると思ってピッチに入って、それで決めて、みんなへの感謝などの気持ちがあったから。途中出場の僕が点を取れば楽になると思った」

 “遅れて来た男”だった。最初に発表された最終予選メンバー21人から漏れた。一度はあきらめた五輪最終予選への夢。昨年12月の石垣島合宿でアピールに成功し、残る2枠に滑り込んだ。

 「ここに来られなかった選手の分も」と仲間の思いを背負う。サウジアラビア戦は出番がなく、イラン戦も先発を外れたが、ベンチから出番を待ち続けた。後半43分、FW久保に代わると、「無駄走りは苦にならない。ハードワークして点を取れれば」と縦横無尽にピッチをかけた。

 今大会全試合で先発メンバーを入れ替えてきた手倉森監督は、大一番でもブレなかった。試合前日には「中5日の選手がたくさんいる。フレッシュな力で挑みたい」と話していた通り、19日のサウジアラビア戦から8人を入れ替えた。

 16日のタイ戦でゴールを挙げながら、右股関節周辺の筋肉に炎症を起こして別メニュー調整が続いていたFW鈴木を先発から外し、FWオナイウを2試合連続で抜てき。3試合出場でチーム最多の出場時間となっているMF南野をベンチに置いた。交代カードを試合終盤まで取っておき、延長戦に勝負を懸けた指揮官の采配がまたも的中した。

 延長後半4、5分には、足が完全に止まったイランから中島が連続ゴール。今大会チームの全10得点中、得点者は8人目。死闘を制した手倉森ジャパンが、五輪まであと1勝に迫った。

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