FC東京、城福浩氏6年ぶり監督復帰へ

 J1・FC東京のマッシモ・フィッカデンティ監督(48)は今季で契約満了となり、城福浩氏(54)の来季監督就任が22日、決定的となった。今季は勝ち点63でリーグ4位となり、あと一歩のところでチャンピオンシップ(CS)出場を逃した。クラブは、城福氏が掲げる、ボールと人が動く「ムービングフットボール」に悲願のJリーグ制覇を託す。

 6年ぶりに知将が味スタに帰ってくることが確実となった。関係者によると、求心力の低下したフィッカデンティ監督の後任として城福氏に白羽の矢を立てたという。J1初制覇に向けて今季足りなかった攻撃力を補うために、ボールを支配するサッカーを掲げる指揮官に来季の命運を託す。

 城福氏は、08年にFC東京の監督に就任すると、代名詞の「ムービング・フットボール」でチームに新たな風を吹き込んだ。09年にはヤマザキナビスコ杯を制覇するなど、東京にパスサッカーを植え付けた。

 しかし、主力選手の放出、負傷者続出で迎えた10年シーズンの途中、志半ばでリーグ第23節磐田戦を最後に任を解かれた。

 12年から当時J2だった甲府の指揮官となると、24戦無敗記録を樹立。就任1年目でJ1昇格を成し遂げた。低い予算の中で2年連続でJ1残留を果たし、惜しまれつつも昨季限りで甲府を退団した。

 そして、清水をはじめとする複数のクラブから来季新監督のオファーを打診されたが、FC東京への復帰を決断した。

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