愛媛J1あきらめない!昇格PO圏内へ

 J2愛媛FCが、J1昇格を狙える位置でリーグ終盤戦に突入した。36試合を終え、勝ち点53で8位。今季就任した木山隆之監督(43)の指揮の下、躍動感あふれるサッカーで、夏場に5連勝を含む9試合負けなしを記録するなど上位に浮上してきた。J1昇格プレーオフ進出(3~6位)を目指し、残り6試合に挑む。

 今季リーグ戦も残り6試合。J1昇格プレーオフ進出の可能性を残す愛媛FCの練習グラウンドには、日を追うごとに緊張感が増している。「みんな初めての経験だし、硬くなるのは仕方ない。このプレッシャーを楽しみたい」。キャプテンのFW西田剛(29)は口元を引き締めた。

 愛媛は現在、15勝8分け13敗で8位。“圏内”の6位・長崎、7位・千葉と勝ち点53で並んでおり、昇格PO争いは大混戦の様相を呈している。愛媛は昨年が19位で一昨年が17位。残留を気にしながら戦うのが常となっていたクラブにとって、この時期に昇格争いを演じていること自体が新鮮な経験だ。

 06年のJ2昇格から10年目。木山新監督が就任した愛媛は、指揮官が目指す「攻守の切り替えが速い、タフなサッカー」で躍進した。それを実現するため、戦術の柱として掲げたのが「5秒ルール」だ。

 ボールを取られたら5秒以内に奪い返すという決まり事で、相手にボールが渡った瞬間、周りにいる選手たちが素早くプレスをかけて相手を取り囲む。

 スピードと運動量が要求される「5秒ルール」をやり抜くために、選手たちは激しいトレーニングを積み重ねてきた。冬場は練習場近くの砂浜でダッシュを繰り返した。GPS機能を使って選手個々の走行距離やスプリント回数を計測する「トラッキングシステム」をトレーニング段階から導入し、走力への意識を高めてきた。

 その成果は過酷な夏の戦いで表れた。他チームが運動量を落とす中、愛媛イレブンは猛然とピッチを走り回った。7月の第25節から、クラブ新記録の5連勝を含む9試合負けなしを記録。指揮官が「体力が消耗する夏場も(5秒ルールを)しっかりやれていた」と認めるハードワークを武器に、一気に昇格争いに浮上した。

 横浜FC、千葉とのアウェー戦で2連敗を喫したあと、ホームで迎えた10日の前節・長崎戦はスコアレスドロー。昇格PO進出を争う相手だっただけに勝ちたかったが、今季チーム最多の9得点をマークしているFW河原和寿(28)は「悲観する結果ではない。次につながる勝ち点1」と前を向いた。

 開幕前には「粉飾決算」が発覚した愛媛FC。経営面では危機的な状況に陥り、経費削減のため冬のキャンプを取りやめるなどチームにも大きな影響が出た。そんな“向かい風”の中でスタートしたシーズンだったが、選手たちは奮い立ち、J1昇格の夢を視界にとらえている。

 DF西岡大輝(27)は「チームが結束して、今年の集大成を見せたい」と闘志をみなぎらせた。木山監督も「まだまだ何が起こるか分からない。全力で準備して、全力で努力する。それに尽きる」と力を込めた。残り6試合、今季のチームスローガン「全力前進」を最後まで貫き通す。

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