G大阪 遠藤のPK先制もまた勝てず

 「J1、G大阪1-1鳥栖」(22日、万博)

 昨季覇者のG大阪と鳥栖は1-1で引き分け、勝ち点はともに5となった。G大阪が8月11日にリバープレート(アルゼンチン)とのスルガ銀行チャンピオンシップに出場するための措置で、第6節の残り8試合は8月12日に実施される。

 MF遠藤保仁(35)のPKで1点をリードして迎えた後半26分だった。鳥栖のスローインの場面でG大阪の選手の足が止まった。クロスを上げられ、高卒ルーキー鎌田に蹴り込まれて同点。そのまま終了の笛を聞いた。

 FW豊田を脚のけがで欠いた鳥栖の徹底した守備に苦しんだものの前半39分に先制。その後も決定機は作ったが、もう1点が奪えなかった。

 3戦続けて先制しながら勝ちがない。試合後、長谷川監督は言った。「前節(横浜M戦)は最後、その前(名古屋戦)は2-0になって、一瞬の隙を突かれている」。そして続けた言葉と、遠藤が発した言葉は同じだった。「最後まで集中力を切らさないようにしないといけない」

 FW宇佐美貴史(23)は「辛抱強くやるしかない。1つ勝ち星が出れば、一気に息を吹き返すきっかけになる」と前を向いた。つかみかけた勝ち点3を次は放さない。

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