武藤にチェルシー移籍金7億1600万円!

 武藤にJリーガー史上最高移籍金オファー!!FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)に対し、英プレミアリーグの強豪チェルシーから、Jリーガー史上最高額となる移籍金400万ポンド(約7億1600万円)での正式オファーが届いていることが8日、明らかになった。一部報道を受け、クラブ幹部が明言した。ただ、クラブ間での合意はなく、武藤本人も「光栄」としながらも、移籍に関する話題はいったん封印し、目の前の試合に集中する考えを示した。

 欧州屈指のビッグクラブからのオファーが、FC東京のエースの元に届いた。複数の関係者によると、現在プレミアリーグで首位を走るチェルシーが昨年5月から日本人選手獲得に動いており、昨季、新人ながらJ1で大ブレークした武藤に白羽の矢を立てたという。昨秋から東京の試合視察にも再三訪れ、今年3月上旬に正式オファーの運びとなったもようだ。

 この日、クラブの大金直樹代表取締役社長が取材に応じ、「チェルシーから武藤にオファーがあったのは事実」と認めた。一方で、クラブ間での合意や、一部報道にあったスポンサーに関する事実は否定した。

 社長と並んで取材に応じた武藤も「すばらしいチームからオファーをいただいて光栄に思う」と口にした。だが、FC東京との契約が2018年1月まで残っていることもあり「自分自身、まだ何も決めていない状態。今は東京でファーストステージ優勝に貢献したいと思う」と話した。

 複数の関係者によると、移籍金は300~400万ポンド(約5億3700万~約7億1600万円)で、Jリーグからの海外移籍では史上最高額という。

 チェルシー関係者とも既に接触したという武藤は「『まだ22歳でさらに成長できる』と言ってくれた」と感激した様子。チェルシーですぐレギュラーの座を奪うのは現実的に難しいが、下部リーグなどへの期限付き移籍など、移籍が成立した場合の具体的プランも提示されたようだ。

 「幅広い目線で冷静に考えて判断したい。評価してもらってうれしいが、うぬぼれる時期ではない。今はサッカーに集中することが全て」と現在の心境を吐露した武藤。今はFC東京で目の前の試合に集中することになるが、ゴールを取り続けた先に、サッカー人生の新章が待っているのは間違いない。

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