内田好守!!シャルケ決勝T進出
「欧州CL・1次L、マリボル0-1シャルケ」(10日、マリボル)
E-H組の最終戦が行われ、G組でDF内田篤人(26)のシャルケ(ドイツ)は敵地でマリボル(スロベニア)を1-0で下し、勝ち点8の同組2位で3季続けて決勝トーナメントに進んだ。内田は右サイドバックでフル出場した。
E組はマンチェスター・シティー(イングランド)が16強入りを決めた。決勝トーナメント1回戦の組み合わせは15日に決まる。
0-0の前半22分、CKから放たれたシュートがシャルケのゴール右を襲った。内田は鋭い反応ではじき返し、こぼれ球を拾った相手シュートも脚で防いだ。この好守で窮地をしのいだチームは3季連続16強入り。難しい敵地で勝利をつかみ、内田は「ほっとした」と息をついた。
マリボルは欧州CL予選からホームで無敗。強豪のチェルシーとも本拠地で引き分けた。内田は「自分が上がって、その裏を取られるような簡単な失点はしたくない」と慎重にプレー。0-0の後半17分、内田の縦パスを受けたヘガーのクロスをGKがはじき、これをメイヤーがたたき込んだ。その後は守備を固め、危なげなく逃げ切った。
1次リーグ最終節までシャルケとスポルティングに2位通過の望みが残った競り合いを制した。シャルケ5季目の26歳は「こういうぎりぎりの試合をやってチームは強くなる。これで上に行けるから意味がある。行けなければ成長も何もないから」と気持ちよさそうだった。