カメルーン代表ＦＷエトーが、オランダ１部リーグのアヤックスに入団する可能性が浮上した。１１日付エル・ムンド・デポルティボ紙などスペインの複数紙が報じている。１０日、エトー自身がホームのリーグ戦をスタンド観戦したことを受けて噂が浮上したもの。

　アヤックスのフランク・デ・ブール監督は「これだけの選手を抱えるチャンスを逃すことはできない」とコメント。同クラブのスポーツディレクター、オーフェルマルス氏も「若手の成長を阻むつもりはないが、エトーのような世界レベルの選手と契約できる可能性があるのに、なぜやらないっていうの？契約できればファンタスティック」と前向きな姿勢を見せている。

　昨季はチェルシーでプレーしたエトーは、今季所属の新天地を探しており、複数の英クラブのほかローマ（伊）、ウォルフスブルグ（独）などと交渉した模様。オランダでもＰＳＶと接触したが、同クラブ幹部によると「我々の最高額選手の倍の年棒を求めていた」ため早々に破談したという。