柿谷ド派手デビュー!初ゴ~ル決めた

 「スイスリーグ、バーゼル4-1チューリヒ」(9日、バーゼル)

 バーゼルの日本代表FW、柿谷曜一朗(24)は、ホームでのチューリヒ戦に途中出場し、移籍後初ゴールを決めた。チームは4‐1で勝って開幕4連勝となった。柿谷は2‐1だった後半16分からトップ下などでプレーし、同29分にチームの3点目を決めた。終盤の4点目もアシストし、本拠地デビュー戦で堂々と勝利に貢献した。

 名刺代わりの鮮やかな一発だった。柿谷がホームデビュー戦で移籍後初ゴールを挙げた。2‐1の後半29分、ゴール前でボールを受けた柿谷は体を寄せてくるDFの鼻先でMFズッフィにパスを送ると、軽やかな身のこなしで相手をかわし一気にペナルティーエリア内へ侵入。リターンパスを右足ダイレクトで流し込んだ。

 背番号14は熱狂的なサポーターで埋まったゴール裏に向かって雄たけびを上げると、両方の手のひらで「8」をつくった。昨年、テレビ番組で共演して以来親交のある「三代目J Soul Brothers」のメンバーが、C大阪時代の背番号にちなんで考案したというポーズを記念すべき舞台で披露した。

 1点差に追い上げられ、重苦しい雰囲気が漂う中で途中出場。勝負を決める追加点に「守備からしっかり入って、隙があれば追加点を狙えればと思っていた」と控えめに喜んだ。トップ下として登場後30秒足らずの最初のプレーでドリブルを仕掛けるなど積極性を前面に出し、交代選手の1人目として起用してくれたパウロ・ソウザ監督の期待に見事に応えた。

 FWシュトレラーが退いた後半33分からは1トップでプレー。同42分には左サイドからダメ押しの4点目をアシストした。何度も裏へ抜け出すなど、今季C大阪ではほとんど見せることができなかった“柿谷らしさ”が随所に光った。

 「各選手ともいいアイデアを持っているし、もっともっといいプレーができると思う」と柿谷。バーゼルの4得点は全て2列目の選手が挙げた。スタメン争いはし烈をきわめるが、その才能の一端を十分に証明した。

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