インザギ新監督、本田は好きなタイプ

 会見した(左から)ガリアーニCEO、インザギ監督、バルバラ・ベルルスコーニCEO=カーザ・ミラン会見室
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 サッカー日本代表МF本田圭佑が所属するACミランのフィリッポ・インザギ新監督が10日、ミラノ市内の「カーザ・ミラン」で就任会見を行い、本田について「素晴らしいプロ精神を持っている。3トップの右サイドか、中盤の左サイドハーフを考えている。左利きのプレーヤーの特長は好きだ」と話した。

 インザギ監督はガリアーニCEОとバルバラ・ベルルスコーニCEОと共にやや緊張した面持ちで、会見場に入ってきた。ガリアーニCEОから「競争力のある最高レベルのチームに戻るためにチームを率いるにふさわしい監督だ。頑張ってほしい。チャンピオンズリーグに復帰させてくれると信じている」と紹介された。またバルバラCEОも「チームに情熱をもたらしてくれる人物。どの選手ともいい関係を築ける」と信頼を寄せた。

 ミランの下部組織を率いていた同監督は「2年前に引退してから、いつかミラン(のトップチームを)率いることを夢見ていた。ミランは私の人生。誇りに思っている。できるだけ高い順位にチームを導きたい。選手たちとミランのDNAを作り上げることが最重要。正しいスピリットで勝てるチームを目指す」と抱負を語った。戦術は4-3-3か4-4-2を好み、戦術やテクニックも大事だが「ピッチで本物のグループを作り上げる」と精神面も強調する。

 9日が招集日で選手たちには、次のように話をしたという。「テクニック的なミスや戦術面での間違い、シュートを外したり、そういうことは許す。しかし間違えた態度を取った場合は許さない。なぜならミランの選手はグランド外での過ちは許されないからだ。何を食べたか、体重オーバーなら練習参加にふさわしくない。プロのスポーツ選手として健康的な生活を送るのが基本。そして全力を尽くさない選手はミランにふさわしくない。選手たちも理解してくれるはずだ」と、ルールを重視しプロ精神を強く持つよう要求した。

 本田については「まだ合流していない。22日にニューヨークで会うことになるだろう」と今月下旬の米国でのプレシーズンマッチ「ギネス・カップ」からチームに合流する予定だと説明。「好きなタイプの選手だ。素晴らしいプロ精神を持っている。まだどのポジションとはっきり言えないが、おそらく3トップの右でプレーさせるか…左利きは好ましいし、中盤の左サイドも考えられる。ただ8月31日に全ての選手が決まり、それらの選手の特長を見極めてから決める」と話した。またガリアーニCEОが欧州チャンピオンズリーグ出場のセリエA3位以内を要求したのに対し、「欧州のカップ戦に再び出場するのが目標」と話した。

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