長友「こういう年なんだな、と…」
「イタリアリーグ、インテル・ミラノ2‐2ボローニャ」(5日、ミラノ)
インテルはホームで、ボリーニャと2‐2と引き分けた。日本代表DF長友佑都は90分フル出場し、1アシストを記録した。前半6分、長友が左サイドから右足でセンタリング。これをFWイカルディが左足で合わせた。
◆長友の一問一答
‐前半6分、イカルディへのアシストは狙い通りだったか。
「彼の動きは最後まで見て、動きのタイミングが合ったので練習通りだった」
‐その後、残念ながら失点に絡んでしまった。あれは寄せに行ったのか。
「寄せに行ったが、相手が1年に1回あるかないかのターンで…狙って抜いたのかよくわからないが。それを通されたので、あれは相手を誉めるべきだ、と」
‐ファウルで止めようとは考えなかったのか。
「ちょっとそれも考えた。ただ、ファウルじゃなくても大丈夫かという感覚でやった。悩んだけれど」。
‐ここ3試合引き分けが続いている。メンタル面での問題か、あるいは準備不足なのか。
「準備はすごいしている。去年以上にやっている。正直、もう今年はそういう年なんだな、と。そう割り切らないと。相手のシュートがことごとく入っていってしまう。今日も少ない数のシュートで決められてしまった。こういう年だと考えるしかない」
‐キープ率は高かった。
「僕たちもずっとボールをキープして、そんな悪いパフォーマンスじゃないと思う。チャンスも作っているし。監督も『でもやり続けるしかない』と言うしかない。しょうがない。こういう年もある」
‐パーソナリティー、個性はどう育っていくか。インテルは世代交代の時期にあるが。精神性の部分に関しては、どう考えているか。
「それは精神性の問題にするのか、自分たちの技術的な問題にするのか、チームの問題にするのか。それはちょっと正直、詳しくはこれ だとは言えない」
‐監督もそのあたり、メンタル面に力を入れているようなことを会見で言っている。練習などで説明を受けているか。
「すごい難しい部分がある。すごいほんと難しくてサッカーの奥深さだったり、それを今、本当に学ばせてもらっているという感覚。これだけキープして攻めていても勝ちきれない、少ないチャンスでものにされてしまう。自分でも、やっていることは間違いないが自分のパォーマンスや攻撃のアイデアだったり、すごい成長してると実感している。落ち着いているし、精神的にも大きくなったと思う。ただやっぱりチームが勝ちきれないというのは、何度も言うが、こういう年なんだな、と。そこから学んで成長につなげるしかない」
‐チームは5位以内に入って欧州リーグ出場を果たさなければならない。残り7試合をどう戦っていくか。
「勝ち点を稼いで欧州リーグに行くしかない。どのようにというか、僕らただやっていくしかない。ポジティブに考えている」
‐トヒル会長に昨日、会ったか。
「会いました」