U21手倉森監督、鬼の強行日程課した

 2016年のリオ五輪出場を目指すU‐21日本代表の手倉森誠監督(46)が11日、都内で会見し、来年1月5日に初戦を迎えるU‐22アジア選手権(オマーン)の出場選手23人と日程を発表した。1月1日の天皇杯決勝に出場する選手は、最短3日間のオフで手倉森ジャパンの初陣を飾ることになる。厳しい環境に置くことで、選手の自覚と調整能力を見極めるのが狙いだ。

 リオ五輪代表入りの生存競争は、もう始まっている。手倉森監督はU‐22アジア選手権へ、「彼らが意識高く1月5日に集合してくれるかが大事になる。やれない選手は置いていくしかない」と熱い口調で言い切った。

 今季限りでJ1仙台の監督を退任し、来年1月2日から正式にU‐21日本代表の監督に就任する指揮官にとって、今回の大会ははじめの一歩。性格やピッチ外での振る舞いなど、プレー以外の要素を見極める重要な舞台。体調を合わせるプロ意識は最重要条項の一つになる。

 合宿は来年1月5日に集合し、そのまま開催地のオマーンへ。ヨルダンが対戦相手候補の練習試合を9日に行い、12日に初戦を迎える。川崎の大島、広島の浅野ら元日の天皇杯決勝に進出する可能性がある5人は、今季のオフがたったの3日間になることもある。

 会見に同席した原技術委員長も「年末に集めて(合宿を)やるよという方法ではなく、1週間の準備で試合をする。全部見て今後のメンバーを決める」と下準備も査定に入れることを明言した。「強いチームをつくりたい」と意気込んだ手倉森監督。今大会はリオ五輪出場権と関係ないが、甘えは一切許さない。

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