カマタマーレ讃岐、J2入会審査に合格

 Jリーグは19日、都内で理事会を開き、JFL(日本フットボールリーグ)に所属するカマタマーレ讃岐のJ2入会を承認した。讃岐は9月末、条件付きでJ2ライセンスを取得。求められていた財政基盤強化などに一定の見通しがついたため、審査合格の判断が下された。同リーグ2位の讃岐は12月1、8日に行われるJ2最下位・鳥取との入れ替え戦に勝てば、来季J2昇格が決定する。

 カマタマーレに朗報が届いた。満場一致でJ2入会承認。Jリーグ・大東和美チェアマンから電話を受けた熊野実社長は「多くの方に支えていただいた。うれしいのと同時に、身の引き締まる思い」と話した。

 9月末にJ2ライセンスを取得したが、条件として債務超過の解消など、クラブ経営面で多くの課題を突きつけられた。

 それらをクリアするため、クラブの総力を挙げてスポンサー獲得に奔走。要求されていた「来季の広告収入1億円以上」「今季決算の黒字化」などに見通しが立った。「ホーム入場者1試合平均3000人」のノルマも、24日の最終節で達成確実だ。

 カマタマーレは、J2最下位・鳥取との入れ替え戦進出が決定。12月1日にホーム、同8日にアウェーで戦い、勝てばJ2昇格が実現する。北野誠監督は「準備はできている。今年1年間チームで積み上げてきたものを、入れ替え戦の2試合に懸けたい」とコメントした。

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